住宅ローンが債務整理につながるパターン
そもそも、なぜ住宅ローンを組んでいる人が債務整理をするような状態に陥りやすいのでしょうか。不思議に思ったので、いつもお話を伺っている大阪の弁護士さんに聞いてみました。 私が不思議に思ったのは、こういうことです。住宅ローンの返済に困って消費者金融に手を出すという図式が多いのは理解できるが、住宅ローンを支払っていない人であってもどこかの家には住まなければならないので、借家であっても家賃は支払っているはずです。同じような費用負担なのに、なぜ住宅ローンだと破綻しやすいのかが理解できないのです。 これについて、弁護士さんの答えは明確でした。まず、何を差し置いても住宅ローンは借金であるという厳然たる事実があります。借金である以上、金利もありますし支払い期日というものがあります。滞納をすると延滞金が発生し、督促が来ることになります。 家賃でも同様ですが、家賃は借金ではないので金利がありません。また、支払いが困難になったとして、話の分かる大家さんであればちょっと待ってくれたりすることもあるでしょう。公営住宅などでは支払い困難になった際の相談窓口が用意されているので、何かとセーフティネットがあるのです。 しかし、住宅ローンは借金なので支払わなければ容赦なく督促がきます。その穴埋めをするために消費者金融から当面のお金を借りて、それを返済に回す。借金の返済を借金でするようになると、すでに危険であるといいますので、この時点で債務整理の必要性が生じているということです。- 次のページへ:債務整理で自宅を残す
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